案外友人がきちんとブログを読んでくれていたので、またブログを書こうかと思う。
何かの動機は本当にひょんなことが作り出す。仕事をしていない自分は、何者なのか。
朝焼くパンケーキは着々と進化しているが、依然目分量のまま。
恋人とお別れした。
一人の暮らしを始めてから(もしかするともっと前から)、恋人という存在が、誰なのか、なんなのか、すっかりわからなくなってしまった。恋人本人に、あなたは誰なのかと問うたこともあるけれど、明確な答えは得られず、そりゃそうなのか。
彼は別れたいと伝えると嫌だと言ったが、私たちはたくさん話し、最終的に彼はわかったよ、と受け入れた。彼は優しい人だった。愛しく、いい匂いのかわいい人だった。
彼と別れたことを友人に話すと、バッシングを浴びるだろうと思っているから、限定的な人にしか伝えられない。
彼のことを愚痴ると、友人たちは「かわいそうなあなたの恋人、わがままなサユ」と私を叱った。本当にその通りだと思う。でも私は、私生活は、もう自分のためにしか使いたくない。
ひとまずのお仕事にトライすることが決まった。
クーラーが効き、綺麗な職場。
仕事ができる派遣会社の社員さんと候補の職場に行った。
面接では、就職先の社員さんから投げられた質問を派遣会社のしごでき社員さんにトスすると、華麗にそつなく答えてもらえた。
あの営業担当さんは、私の働き方を嫌味なくほめ、尊重し、受け入れてくれた。
私の働き方がいかに特殊で、世間の求人にマッチしないかを痛感していたところだったから、やけに対応が心にしみた。
良い感覚をもっていると、病院を出てすぐに受かりましたと連絡がき、私はすがすがしい。夏の香りが立ち込めていて。
仕事じゃない私は今週はどこにいたのか。
医者に怒られたので、ちょいダサの置き時計を買った。時計を置くのは怖かったが、そんなこともなく部屋に馴染んでいる。
洗い米にこっていて、同時に昆布出汁をとった。1リットルのピッチャーに取れた昆布出汁、夕食に昆布をご飯にたっぷり乗せてめんつゆをかけて食べた。
今日は何も買い出しに行く気にならず、パスタを茹で、フライパンでオリーブオイルを温めにんにくを入れて油に香りづけ、のち、ざっくりとしたたまねぎのみじん切りを放り込む。玉ねぎがきらきらとしてきたら、トマト缶を半分投入。コンソメ少し、お醤油少し、お塩一振り、コショウを少々。それで中火でソースができてくる。
味見をすると少し物足りなさを感じたので、冷蔵庫の残りの投入を入れ、クリーム仕立てに。ゆだったパスタをフライパンのソースにからめ、少し熱を通す。
もう天才的においしい。