ふたたび

今日は起きて、派遣会社から催促されていたシステムの手続きにようやっととりかかった。

各種登録に2時間半かかる。どういうことなんだろう。

その後、引っ越してから初の皮膚科に行く。近所の皮膚科を調べて何となくあたりをつけて。

システムへの登録に手こずったあげく、掃除機をかけたのでギリギリで診察時間が過ぎてしまった。泣きそうになったけれど、もう一つ先の駅にあと30分長く開いているクリニックを見つけ、自転車を走らせる。あと30分あるという贅沢に、私は自転車をゆるやかなペースにして、らんらんと漕ぐ。さっきの惨めを薄める。

 

皮膚科にいくのにワンピースで来てしまった。

仕方ないのでパンツも医者に見せる羽目になってしまった。パンツの上に履くやつがあってよかった。

 

芥川賞のスピーチにびっくりした。心底、刺された。読書できるマチズモ?その条件に、私は、私の無知を知る。心が動かぬようはたらきかけている私の情緒を感じとる。動揺しないことは、かっこいいの?

 

今日は頭がボーゼンとしていて、うまく働かない。

でも新しいイオンモールを見つけて、そこの書店で2時間くらい立ち読みしていた。ハンチバックは非常にわかりづらい場所にあった。最後の一冊だった。

本屋に行くことができる自由。

 

私はまた新たな流れに飲み込まれている、飲み込まれている?私が起こしている波か。

今日は泣きたかった。一人の部屋にいると、社会がつらく苦しいものに迫ってきて、どうしようもない。

それは、システムへの入力、初診の皮膚科、問診票。職場への適応。

 

この新しい波を。真面目に生きたいよ。

それにしても斎藤幸平はセクシーというか、色っぽいというか。たくさんメディアに出てくれてありがとうって思う。

 

オザケンの新譜、何気なく聴くと、夏の夜に沁みる50代中年の甘い声と麗しき旋律。歌より語りのようにでもメロディは確実に。

お酒をちょっと飲んだからな(ぁ)/「子供のように喋りたいのだ/静かなタンゴのように

 

お酒と子供、静かとタンゴ、その幅を包み込むドラムを!

今日はたくさん泣いた。ごはんを炊いた。

誰にも評価されない私の食事と、自転車を漕ぎながら想像する、味。熱さ。

お昼に作ったたっぷり豆苗入り甘酢じたて親子丼が美味しかった。

おやすみ。もっと書きたいことがあるのに。